かつらが壊れた。修理か、新調か。
37年の現場から正直に言います。
ベースが破れた。
毛が減ってきた。
バレるようになった。
修理に出したのに、また新品を勧められた。
どれか一つでも「そうだ」と思った方へ。
この記事を書きました。
修理か新調か。判断は状態を見なければ出ません。
「もう寿命ですか」と聞かれることがあります。
写真も見ずに答えられる質問ではありません。
ベースの破れが一か所なら、修理で十分なことが多い。
複数個所が同時に傷んでいるなら、修理しても次々と破れる。
毛が減っているだけなら、増毛修理で4年以上使えることがある。
ベースそのものが劣化しているなら、新調した方が安くなる。
この判断を、私は37年・6,800件の現場でずっとやってきました。
写真一枚あれば、おおよその判断はできます。
修理を断る業者はいません。
「修理を断られた」という声を聞くことがあります。
しかし正確には違います。
修理は引き受けます。
ただし、直す気がない修理があります。
直らなければ、新品を勧める理由ができる。
それだけのことです。
修理に出して、戻ってきて、また新品を勧められた。
その経験がある方は、この構造の中にいた可能性があります。
修理したら、バレた。
修理に出した。きれいに直って戻ってきた。
でも、使えなかった。
きれいすぎた。
自分のものでなくなっていた。
無理して使った。すぐバレた。
この話を、複数の方から聞いています。
修理とは、きれいにすることではありません。
「その人のかつら」に戻すことです。
使い込んだ癖。馴染んだ形。その人の顔に合った状態。
それを無視してきれいにすると、他人のかつらになります。
修理の失敗のほとんどは、技術の問題ではありません。
「その人を見ていない」ことが原因です。
顧客が知らないところでやっていることがあります。
私は納品前に、必ず品質チェックを行います。
製造元から届いたかつらが基準に満たない場合、
そのまま渡さず、突き返します。
顧客には理由を言いません。「何も問題ないのでは?」ともいわれます。
しかし私の基準に合う新品が届くまで待ってもらいます。
その間、顧客は何が起きているか知らない。
新品の状態で問題を見抜ける人はいません。
37年かけて、わかるようになりました。
そのチェックを通過したかつらの寿命は4年を超える例もある。
通過しなければ2年以内で終わっていた。
顧客はその違いを知らない。知る必要もない。
ただ、長く安心して毎日使えればいい。
私の仕事はそこまでです。
来てもらったら、正直に言います。
直せるものは直す。
直せないものは、直せないと言う。
新調した方がいい場合は、そう言います。
本音の判断をしてお伝えします。
あとはご自身が選べる状況を提供します。
まずは写真を送ってください。
状態を見て、正直に返します。
費用も期間も、見てからでないとわからないものは
「わからない」とそのまま伝えます。
準備ができたときに来てください。
扉は、貴方が思っているより重くありません。
→「初めて来る方へ。扉を開ける前に読んでください。」
048-772-9065 火曜・第二日曜定休 / 10:00?17:00
まずは写真をお送りいただくだけでも構いません。 https://katsu-labo.com

