食品工場勤務のJさんのケース プロフィットLLC

「他社カツラ使用中」「カツラにソフト感がない」→髪量を密にして髪の長さ5cm短髪化し髪の張力利用で立ち上げソフト感を出す。髪密により不自然さを防ぐため目の粗いベースを使う。「カツラが黒光り」→現状カツラは人毛100%で汚れ皮脂や汗がカツラ毛にシミ込みwaxを塗ったかのように黒光っている、これを人工毛8:人毛2の混合毛髪にしてシミ込みを防ぐ。「自分の髪は癖毛天然パーマなのでカツラ髪が自分の髪にフィットしていない」→人の髪は毛穴の向きにより癖がついてます。横向きの毛孔から生える髪はこの人のように癖毛となります。ご自身の癖毛自毛とカツラ毛が混合する部分だけを人毛7:人工毛3でカツラ側にコールドパーマしご自身の自毛と本物の人毛を使ったカツラで質感を合わせてなじませる。混合してある3割の人工毛のパーマが人毛よりも早く落ちてストレート調に伸びてくる計算から人毛特有の毛がらみ防止として人工毛3割が毛がらみ、毛のもつれ防止に働く。人工毛2割だと人毛部分のパーマが強く働き過ぎて多々悪影響が出てしまいます。「カツラ寿命が短く価格が高価で悩んでいる」→カツラ修理や新調を勧誘されるきっかけはカツラ装着面にひび割れしやすいウレタン材の使用で割れが生じるところから始まる。よってウレタン材を使用せず布繊維とすれば耐久性が著しく向上し問題解消となる。粗ベース仕様も素材強化となる「カツラの臭いが気になる」→現状カツラは人毛100%で汚れ皮脂汗がシミ込み、洗浄不足で雑菌繁殖による悪臭が発生。汚れが落ちやすく消毒洗浄も可能な人工毛メインとした。人毛洗浄は定期的な油抜きから始まり応じた消毒、仕上げに髪質補修仕上げまでの過程において雑菌繁殖予防となる。勧められて購入し使ったカツラシャンプー剤を使っても解決にはなりません、髪質に応じた洗剤を推奨します。粗ネットが地肌の通気改善となる。「カツラの髪色が変色している」→今までご使用の人毛100%が汗汚れ紫外線で退色劣化していた。弊社にて変色しない人工毛メインとすることがここでも問題解消となる。「自分の髪がくせ毛で髪が跳ねる」→自毛ヘアカット技術的な問題。正確なヘアカットで自毛の癖毛がパーマ効果を生み跳ねずに完璧にまとまりがつく。ご自身の髪に混ざる部分だけ、カツラ毛の人毛量配合を増やしてパーマウエーブを付けたことでカツラ髪と癖毛自毛の混合はマッチする。「夏でも一日中食品工場内で衛星帽を着用する」→圧迫軽減と通気性から粗ネット素材を選択したことがここでも問題解消となる。「汗をかきやすい」→粗ネット素材選択がここでも問題解消となる。「カツラの髪つぶれて線状の跡がつく、洗っても直らない、カツラの髪が短い、購入店が切り過ぎた、解決ならず」→人毛100%カツラ、長すぎの髪のため仕事衛生帽でつぶれるので上記の対応。状況から衛星帽があたる部分だけが線状に跡がついている。さらに専用スキャナーでその部分の髪を観察すると髪が折れてちぎれそうな状態を確認した。販売店がカツラを切り過ぎたのではなく日々の帽子着用で切れていき短くなってしまった。相談段階で、お仕事環境を聞かせて頂けたことで帽子着用でも負荷のかからないカツラ髪質を人工毛メインにして、人工毛欠点をカバーできる短髪ケアスタイルにしたことがここでも問題解消となる。人工毛で強度が増すうえ、癖跡の修復も人工毛であればアフターケアで可能となる。店側が予測できたとしても対策困難、利益の下がること苦労してまでやらない。使用者が面倒でも他店相談も聞いていれば防げていたケース。両者の知識不足でカツラ髪が早々に切れていき切り口が裂けて跳ね毛、毛量不足「寿命です買い替えませんか」ご購入前に決別すべきだったところ、ここで決別となる休日は散歩を楽しむ」→太陽下での人工毛の質感は不自然な光沢が自然性を損なうため人毛2割を配合して人工毛の光沢を軽減することで自然な風合いが保てる。肉眼では区別つかないため写真撮影で確認する。それならば人毛混合3割のでもよいのでは?確かに自然な風合いでは良くなるがご自身の仕事環境下ではデメリットのほうが多くなるため、たった1割でも影響が大きいので、せいぜい2割となる。1割では光沢軽減にはならない。高品質な人毛、お客様の理想を実現するために人工毛種類も豊富に弊社専門店で扱ってますが、本人の生活環境に合わせることが大切で、新製品の髪質だからと良いということではなく、髪の選択肢が増えたにすぎません。長くなりましたが、お客様が満足を得られるポイントとは、カツラ設計で選んだ一つの素材が、お客様の”あちこち各課題に最適に適応” していることが満足度に大きく関係します。自然な人毛を使って自然さは得られたが、耐久性が落ちた、切れ毛が増えた。髪量を密にして髪ふさふさでうれしいが不自然、重い…など他の問題を引き起こさないようにする設計が難しいところであり、担当者のカツラ製作経験数で差が出てまいります。今回は、ご相談で得られた情報の範囲でプロフィットLLCなりのカツラ設計をさせていただきました。お客様には知る必要もないお話でした。プロフィットLLC上尾埼玉