カツラ修理を自分で|ひび割れ補修ベースガードEX【全国匿名配送】
カツラの土台の裏側を見て、「あ、私もか」と思ったことはありませんか。
白く粉を吹いたような部分、黄色っぽくなってきた部分、指で触るとべたつく部分、細かいひびが増えてきた部分。それは劣化のサインです。
ベースガードEXは、そのひび割れをご自身で補修するためのセットです。ただし、このページを読み終えるまでに、確認していただきたいことがあります。
1. ベースガードEXとは
ベースガードEXは、カツラの土台(カツラ人工皮膚の部分)のひび割れに、裏面から薄く塗って24時間乾かすだけの補修セットです。11,220円(税込)全国匿名配送
- メーカーを問わずお使いいただけます。他店で購入したカツラにも対応しています
- 塗って乾かすだけなので、特別な技術は必要ありません
- すでにひび割れている部分の補修だけでなく、これから割れそうな部分の予防にも使えます
※特殊な素材の場合や、大きな裂け・穴・広範囲の劣化がある場合は、事前にお問い合わせください。
2. なぜ土台はひび割れ、べたついてくるのか
カツラの土台に使われる素材は、時間とともに分解という劣化を起こします。これは一度始まると元に戻せない変化です。表面がべたついてくるのは、物質の分解によるものです。
つまり、ひび割れとべたつきは、別々の劣化です。どちらか一方だけを拭き取ったり隠したりしても、内側で進んでいる変化は止まりません。
「カツラ補修テープ」と呼ばれているテープについて
カツラを自分で直す方法を探していると、医療用のサージカルテープを貼る、という対処に行き当たることがあります。どこでも手に入るため、補修テープとして紹介されていることもあります。
実際に貼ってみて、しばらくは持った、という方もいらっしゃいます。ですので、この方法が役に立たないという話ではありません。ただ、もともと何のために作られたテープなのかを、一度確認していただきたいのです。
サージカルテープは、ガーゼやドレッシング材を皮膚に固定するための医療用テープです。用途として想定されているのは、短期間の固定と、応急処置です。そして重要なのは、あとではがすことを前提に設計されているという点です。皮膚を傷めずにきれいにはがせることが、この製品の大事な性能になっています。
本来の用途については、製造元が公開している製品説明をご覧いただくのが確実です。サージカルテープの製品説明(メーカー公式サイト・別タブで開きます)
はがす前提で作られた粘着剤を、補修用とすれば剝がさない前提で貼り続けることになります。しかも貼る相手は皮膚ではなく、すでに物質分解が進んでいる土台です。
こうなると、次のことが同時に起こります。
- テープの粘着剤が、劣化した土台の面に移りやすくなります
- テープで覆っても、内側の分解は止まりません。むしろ通気が遮られ、劣化が進みやすい環境になります
- いざはがすときに、テープの粘着剤と、土台側の分解物が混ざった状態になります
- つまり、粘着剤が溶け出しべとついて滑り、髪の毛や頭皮、カツラ土台を汚してしまう
「テープを貼ったら、はがしたあとのほうがべたつくようになった」という状態は、こうして起きます。べたつきが増えたのは、扱いが悪かったからではありません。用途の違うものを使ったことによる結果です。
では、どうすればよいのか
考え方としては、貼って押さえるのではなく、面そのものを覆ってしまうという方向があります。テープのように一枚を上から固定するのではなく、劣化した面に薄い膜を作って、そこで進行を抑える方法です。
ひび割れの範囲であれば、ベースガードEXで埋めることができます。ただし、ひびを超えて裂けかかっている状態まで進んでいる場合は、ベースガードEXだけでは埋めきれません。その場合は、まずフィルムで裂けている部分をつなぎ止め、そのうえでベースガードEXを併用してコーティングする、という組み合わせが有効です。なお、どちらも症状が出る前の予防としてもお使いいただけます。
※すでにテープを長期間お使いで、べたつきが強く出ている場合は、まず状態を確認されることをおすすめします。劣化の進み具合によって、対処の順番が変わります。
3. ここからが本題です|土台とは別に、同時に進んでいる劣化
土台のひび割れを自分で直そうとしてこのページにたどり着いた方に、お伝えしておきたいことがあります。
同じカツラの上で、まったく別の劣化が同時に進んでいます。それが毛の縮れです。そしてこちらは、ベースガードEXでは直せません。
土台のひび割れと毛の縮れは、原因が違います。土台は物質分解、毛は熱と摩擦による変質です。別々の現象が、同じカツラの上で同時に進みます。
貼るタイプのカツラに使われる耐熱人工毛は、いずれ縮れます
貼るタイプのカツラの多くには、熱に強い加工をした人工毛(耐熱人工毛)が使われています。この耐熱人工毛は、大きく二つの系統に枝分かれします。
| 系統 | 特徴 | 行き着く先 |
|---|---|---|
| 光沢の強いタイプ | 黒髪・白髪のどちらも、ツヤが著しくテカります | 縮れます |
| 艶を抑えたタイプ | テカりは抑えられていますが、そのぶん縮れやすくなります | 縮れます |
当社でお預かりした範囲では、どちらの系統も、早かれ遅かれ縮れが出ています。艶を抑えたタイプは縮れが出るのが遅いだけで、出ないわけではありません。テカるか、縮れが早いか、という違いにすぎず、行き着く先は同じです。

ここで問題は、ご自身は気づけないことです
毛の縮れが土台のひび割れと決定的に違うのは、ご自身で確認できないという点です。
土台の裏側は、外して手に取れば誰でも見えます。だから気づきます。対処できます。
一方、毛の縮れは違います。一時しのぎで縮れをのばし再発。ならば、縮れを切るといった行為が見受けられます。こうした対応で台無しになります。
あなたが見ていない角度を、周りの人は見えています。電車の席で前に立たれたとき、階段を降りるとき、席に座っているとき。他人が見ているのは、あなたが鏡で確認できない側です。とてつもないストレスに悩んでおられます。
さらに厄介なのは、髪が抜けるわけではないという点です。毛は残っている。本数も減っていない。だから髪がチリチリでも「まだ使える」と感じます。そのまま半年、一年と使い続けてしまう方が少なくありません。
しかし、縮れて広がった毛は、光の反射も動き方も自毛とは違います。自然さを失った時点で、カツラとしての価値はすでに失われています。抜けていないことは、そのまま使い続けてよい理由にはなりません。
では、天然人毛にすれば解決するのでしょうか
人工毛が縮れるのなら天然人毛にすればよい。多くの方がそう考えます。ところが、こちらにも別の問題があります。
天然人毛は縮れにくい一方で、髪質そのものの強度が問題になります。植えつけた根元から抜ける、あるいは途中で切れるという症状が出ます。

つまり、こういう構造になっています。
| 選んだ髪質 | 起きること |
|---|---|
| 耐熱人工毛 | 縮れる |
| 天然人毛 | 抜ける、切れる |
素材を選び直しても、どちらかの問題が必ず残ります。これは使い方が悪いから起きるのではなく、髪質の選択の時点で決まってしまう構造的な問題です。だから、丁寧に扱っている方でも避けられません。
どうすれば? この構造に対する、当社の処方
プロフィットLLCでは、37年・6,800件の製作修理の内訳はこうした様々な問題の悩みに対する解決業務でした。そして根本的に問題を解く必要があると考えてきました。髪質の処方によって、「縮れ」と「抜け・切れ」の両方を抑えています。
既製の耐熱人工毛をそのまま使うのでも、天然人毛をそのまま使うのでもありません。どちらか一方を選べば必ずもう一方の問題が出るという前提に立って、髪質そのものを組み立てています。
4. まず、ご自身のカツラがどうなっているかを確認してください
ここまで読んで、「自分のカツラはどうなのだろう」と思われたかもしれません。それは確かめる方法があります。
写真からのカツラ原因判定では、土台のひび割れの状態と、毛の縮れの進み具合を、あわせて確認します。ご自身では見えない角度も含めて、今どこまで進んでいるかをお伝えします。
- ひび割れが、ベースガードEXだけで対応できる範囲か、フィルムとの併用が必要な進み具合かどうか
- 毛の縮れがどの程度進んでいて、他人からどう見えているか
- この先どう扱えばよいか、今お使いの店に何を確認すべきか
補修剤を使うにせよ使わないにせよ、今の状態を正確に知ってから決めるほうが、結果として無駄が出ません。
5. よくいただくご質問
- ベースガードEXは他店で購入したカツラにも使えますか
- メーカーを問わずお使いいただけます。他店で購入したものでも関係ありません。特殊な素材の場合は事前にお問い合わせください。
- どの程度のひび割れまで対応できますか
- 初期から中程度のひび割れが対象です。大きな裂け、穴、広範囲の劣化がある場合は、補修剤だけでは対応が難しいため、状態の確認をおすすめします。
- ひび割れを直せば、まだ使い続けられますか
- 土台のひび割れは補修できますが、毛の縮れは補修剤では直せません。毛の状態もあわせて確認したうえで判断されることをおすすめします。
- 縮れているかどうか、自分で分かりますか
- 縮れは頭頂部や後ろから出ることが多く、鏡では確認しにくい部分です。ご自身で判断が難しい場合は、写真からの原因判定でご確認いただけます。
- 修理してもらったのに、同じ場所がまた割れます
- 同じ場所が繰り返し割れる場合は、劣化の範囲や骨材の状態そのものを見直す必要があります。詳しくは修理しても同じ場所がまた破れる|かつら修理の見立て直しをご覧ください。
遠方の方、来店が難しい方は郵送でのご相談も可能です。詳しい流れはカツラ修理の選び方|郵送・店頭・自宅補修を比較をご覧ください。
ご相談・お問い合わせ
https://katsu-labo.com/
TEL 048-772-9065(火曜日・第二日曜日定休/10:00から17:00)
プロフィットLLC シノブ(埼玉県上尾市)製作修理6,800件・37年専業



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