講習でする話ですがユーザーご自身も知っててもよいかと思います。カツラ髪の不自然な光沢 は髪質の混合比によるというお話をしました。人毛と人工毛の性質比較。
人毛 | 人工毛 | |
強度 | ✖ | ○ |
重量乾き | ✖ | ○ |
自然性 | ○ | ✖ |
耐候性 | ✖ | ○ |
縮れ | ○ | ✖ |
毛絡み | ✖ | ○ |
変色 | ✖ | ○ |
自然さが強みの人毛は劣化することでさらに髪の馴染みとともに自然さが増し、髪の劣化が限界点を超えると一気に不自然に向かう。カツラが自然な状態でいられる期間はここまでの間となる。製造品である人工毛はもともと不自然ですのでアイデアのない普通のカツラは不自然なわけです。稀に見る自然なカツラというのは人毛メインで製作して人工毛を混合して人毛欠点を補います。その混合する人工毛の取扱種類数と特徴の熟知は職人個人の技量の問題で髪質選び、混合加減、混合部位が使用者様にフィットしているかどうかが設計技術の差でもあり自然さの決め手となる。受注実績数をカツラ注文の選択肢として一番にあげるのはこんな理由からです。ところで人毛を使わず、不自然さ際立つ人工毛のみで自然さを出せないかの問いの答えは短髪スタイルの場合のみで、人工毛のメリットが最大に活かすことができる。良質なカツラが完成したあとは、定期的なアフターケアで劣化していく髪質のメンテナンスすると自然さが維持されますから適切な時期に適切なメンテナンスをしない方、お店に通っていても技術的な問題で良質なケアを受けれてない方、劣化限界点を超えて使用している方が不自然カツラということになります。製作者の設計技術、店側の適切なアフターケア、使用者様のメンテナンス状況がカツラの自然さ、快適さに大きく影響してまいります。プロフィットLLC上尾埼玉